小説
ボクたちはみんな大人になれなかった
描写が細かくて違う時代にタイムスリップした気分になる。
特にこの言葉の並べ方が好きだった。
『美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶだろうなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい。』
愛と幻想のファシズム
1980年代に村上龍は『愛と幻想のファシズム』で、ディープフェイクによって偽造された有名人のアダルトビデオや政治家のインタビュー映像のある世界を描いている。もしもこれを映画やドラマで観てしまうとイメージが固定化し、世界線の限界がそこで決まってしまう。想像の翼を自ら折ってしまうのだ。
ヒュウガ・ウイルス
こんな本を読むと、この後の世界をどう変えていくか、どう自分が変わっていくか、考えるのにいいよ。
『時間とテクノロジー』佐々木俊尚
『経済政策で人は死ぬか』デヴィッド&バス
『ヒュウガウィルス』村上龍
『世界を変えた六つの革命の物語』S.ジョンソン
『孤独と不安のレッスン』鴻上尚史
アルケミスト
リーダーシップの旅と同様に頂戴した小説。今までそれなりに本は読んできた。けどこの小説はバイブルになりうる一冊。面白いとか、秀逸とかそういうレベルじゃない。この小説は人生の分岐点で必ず読み返す事になると思う。今日は早いのに興奮してもう寝れないな
モスクワの伯爵
リンカーンとさまよえる霊魂たち
リンカーンに関することは何でも興味があるが、本書は彼についての新たな視点を与えてくれる。演劇のような文体で書かれていて気軽に読めるし、幽霊の逸話が驚くほど面白い。リンカーンファンには休暇中に読む本として薦めたい。
シンパサイザー
普段、歴史フィクションは読まないが、友人の薦めで手にした。本書を読んでから、ベトナム戦争についてベトナム人の視点から描かれた作品を熱心に読むようになった。
拝金
アメリカーナ
人種や財産、アフリカン・ディアスポラにとっての海外経験、アイデンティティの確立、自分の居場所探しといった、普遍的な問いを突きつけてくる。
イリヤの空、UFOの夏
主人公・浅羽と同い年の中学生2年生のときに初めて読んだのですが、そのときは主人公に、20歳を迎えるころには主人公の先輩の水前寺に、ハタチを越えてからは、自衛官の榎本に感情移入して読みました。飛行機移動が多いのですが、Kindleに入れていつも持ち歩いています。
都市と星
アーサー・C・クラークの作品はほとんど読んだんですけど、『都市と星』を読んでいなくて、読んだら面白かったです。あらゆるものがVR(バーチャルリアリティ)化した世界を’50年代に、ここまで考えられるとは。ほかにアーサー・C・クラークでは『幼年期の終り』も好きでした。
マージナル・オペレーション
最近は『マージナル・オペレーション』という、軍事企業に転職した引きこもりの話とか。あとは三宅乱丈さんという方が描かれた『イムリ』というファンタジーとか、そのへんが面白かったです。
瞼の母
先日、マンガHONZに小林まことさんの『瞼の母』のレビューを書きましたが、小説家の深町さん
@ash0966もブログでレビューを書かれていました。この本は、本当におすすめです!
儚い光
本当に心が動く体験をしたことがある人だけが、それを再現することができるはず。妄想できない感情は作れないし、知らない感情は作れない。
僕はこの「儚い光」の良さを語り合える人と出会いたい。この感動体験を深く、しっかりと話し合ってみたいと思うんです。
死海のほとり
小学生のころ『沈黙』を読んで以来、小中学生時代は遠藤周作の作品にどっぷり浸りました。
遠藤周作の多くの小説の主題として描かれているのが、人間の根本的な“弱さ”なんです。主人公が、自分自身が強い人間なのか、弱い人間なのかを自問自答し、葛藤する部分に強く共感しました。
存在の耐えられない軽さ
ミラン・クンデラのこの小説は、ラヴストーリーとして知られていますが、一方で哲学的なテーマを孕んだ小説でもあります。
一度きりの人生のなかで、人はどのような選択をするのか、時間の有限性を意識しながら生きるということを問う物語として読むことができるからです。甘い恋愛小説の域にとどまらない、読み返すたびに発見がある名作です
坊っちゃんの時代
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
起業家で「小説なんか読まない、ビジネス書や知識の本だけでいい」という人はSF小説を読むべき。あるテクノロジーが当たり前に使われる世界線をテキストで自分の中で解釈することで、自分のヴィジョンの血肉になる。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『愛と幻想のファシズム』が僕の原点なんだ。
新版 指輪物語
銀河ヒッチハイク・ガイド
「疑問を持つことは、答えることより難しい」と学んだ
星の王子さま
キングダム
僕らって、そもそもお客さんが、複雑な課題を抱えていてどうにもならないから、頼んでくれるんですよ。追い詰められてからがGOの出番なんです。圧倒的に不利な状況でこそ力を発揮するというシーンは、自分たちの仕事ぶり思い起こすんですよね。