50人の起業家が過去におすすめした本500冊以上を集計し、3人以上の起業家がおすすめした本をまとめました。
5人以上が推薦した本
FACTFULNESS
私は今まで世界をDevelopedとDevelopingの2つに分けて表現していた。だが、本書で世界を4分類する方法を知って、この言葉を使わなくなった。
「今世界は貧困の人が拡大している」というイメージを持っている人が多いと思うんですけど、実際はこの20年で極度の貧困で生活する人は半分になったんです。
貧しい人がどんどん減って世界がどうなっていくかというと、世界中の人たちが中流以上になるということです。
メモの魔力
THE TEAM
この本を読めば、私たちがいかにチームを知らないかが分かる。『チームの法則』を知れば、それだけで突き抜けた場所に行ける。
どのようにチームで働くということについて関心が高まっていて、様々な組織、チームワークについての本が出ているが、その最新の情報も抑えていて、非常にわかりやすい本なので、初めの一冊として是非オススメしたい。
ゼロ・トゥ・ワン
HARD THINGS
シリコンバレーでいま最も注目されているベンチャーキャピタルの創業者であるベン・ホロウィッツの『HARD THINGS』を読むと、「やっぱり起業って大変なんだなー」って思って、悲しくなります。起業やめようかなって思えます。
著名な起業家ベン・ホロウィッツさんの起業をめぐる人生の本です。読みましたが本当に壮絶な内容の本で単純に起業は素晴らしいという内容ではなくむしろ辛い事ばかり、でもそこから這い上がってくる中での人間とのものとしての成長が見える本です。
ホモ・デウス
『サピエンス全史』と同じくらい挑戦的で読みやすい。本作は過去よりも未来に目を向けている。著者は人類が直面し得る恐ろしい未来を描いている。しかし、未来は定められたものではないという点で、私は彼よりも楽観的だ。
すごく哲学っぽいんだけど、AIやVRなどの新しいテクノロジーで世の中がどう変わっていくのかみたいなことを書いている本で、そういう人間の根源的な考え方とか哲学的なところが組み合わさったらどういうことが起きるのか。ビジネスとして役立つ部分もたくさんあり、面白かったですね。
4人が推薦した本
サピエンス全史
組織的な社会を形成してきた原理原則が、生活に大きな影響を与えながら21世紀に変化することが記されている。
今まで社会を形作ってきたものは、よく生きるための宗教観や、病気・飢え・戦争を無くそうとする社会全体の目標だった。
もしこれらの目標を実現できていたら、どんな世界になっていたのだろうか?
著者Harariの意見全てに同意するわけではないが、この本は我々人類の今後を見据える上で重要な観点を示してくれる。
人類史を違った視点から描いているのが非常に知的好奇心を刺激され、大変勉強になる一冊です。かなり長いですが、夢中で読み進めました。
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
錯覚資産を使いたい人、騙されたくない人にオススメという次元ではなく、自分で自分をシビアに自己認識するための知識として必須な本だと感じました。
超オススメ本です。
凄い人が成功するのではなく、凄いと思われた人が成功するという本。実力があってもチャンスが回ってこなければ宝の持ち腐れであり、チャンスが回ってくれば自分の実力を上げることもできる。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT
イシューからはじめよ
金融業界からIT業界に身を移す際に、同僚の勧めで読んだ1冊。その同僚をはじめ、高い問題解決能力を持つ働き手は何が違うのかーー本書はそれを鮮やかに示してくれた。
はっきり言って、イシューがない社会人はヤバイと思った方がいいです。
イシューそもそもがわからないなら、さらにヤバイです。
ハイパフォーマーを目指す社会人ならば必読中の必読です。
アフターデジタル
反脆弱性
気になるなら見ないのがよいですね!あと、反脆い、っていう概念を知るといいかもです。反脆弱性って本がおススメです
新卒はとかく社内の「常識」をインストールされがちですが(それは必ずしも悪いことばかりではないのですが)、常識を健全に疑い、本質的に長く価値を提供しつづけるために必要なものは何か、現代をどういう時代と捉えてその上で重視すべきことは何か、などを自分の頭で考えるヒントをくれる預言的な書のため。
国家はなぜ衰退するのか
noteのようなコミュニティの設計は、国家や文化の変遷を観察するほうがよいのかなぁと思います。
この本は、歴史上繰り返し発生する衰退のゴールデンパターンを観察する本。先行者が搾取的な利権構造を作るほど、後発のプレイヤーはやる気を無くしコミュニテイからイノベーションが消滅する。
そして停滞した社会に、外国の侵略が加わって消滅する様は、そのままスタートアップの新陳代謝に相似形を発見できます。
noteがこのパターンに陥らないようにするのが、僕の仕事です。
国家は国民から徴収した税金の分配に悩むように、インターネットプラットフォームは新規の参入者、古参で過去の貢献者に対してどのようなバランスでPV報酬を還元するのがベストな配分なのかという話からこの本に発展しました
国を太らせつつ長期の国民を上手く統治するという作業は今も昔も変わらず。
天才を殺す凡人
この本の内容を一言で言うと、人間の性質を「創造性」「再現性」「共感性」を軸に3つに分類して、それぞれの関係についてまとめた本。
この本では創造性が高い人を「天才」、再現性が高い人を「秀才」、共感性が高い人を「凡人」と定義しています。
天才・秀才・凡人を一つの軸の優劣ではなく、あくまで長所・短所のある価値観のような捉え方をしています。
これを読んで、自分と一緒に働いている人に当てはめて考えてみるといいかもしれません。『この人は●●タイプだから、うまく噛み合わなかったのか』『あの人とはこう接すれば上手くいく』というのがわかると、お互いの性質の違いを客観的に認識でき、コミュニケーションが変わると思います
良い戦略、悪い戦略
良い戦略はシンプルで、単刀直入で、行動の一貫性を産む。とか、戦略とは仮説であり、試行錯誤の学習プロセスこそが重要。みたいな原則を思い出させてくれる良書。読み終えた本は殆ど捨てちゃうけど、珍しくまだ本棚にある6年前の本
「戦略」とは何か、を深く考えさせられる良書。経営思想家として大学やコンサルタントとして活躍しているリチャード・P・ルメルトが、様々な事例をもとに良い戦略の作り方を書いています。
7つの習慣
私の土台となっている考え方で、「7つの習慣」に出てくる「影響力の輪」と「関心の輪」の図があります。
影響力の輪は自分の影響力を及ぼせる範囲、自分の仕事、家族など。
関心の輪は自分が関心を持っている範囲。
多くの人が、自分の影響力の輪の外にある関心の輪にエネルギーを向けてしまっています。
わかりやすい例で言うと、芸能人が浮気したとか、自分の人生に何も関係ないことにあーだこーだ言ってます。
関心の輪にエネルギーを向け続けると、自分の影響力の輪が小さくなってしまいます。
自分の影響力の輪に集中して、その輪を大きくしていくことが重要なんです。
この本は自己啓発本の決定版だと思っています。ここまで包括的に人生の成功法則をまとめた本はないと思います。
3人が推薦した本
嫌われる勇気
本の中で私がめちゃくちゃ気に入ってるフレーズがあります。
「自由に生きるとは、他人に嫌われることである」です。
アドラー心理学では、承認欲求を明確に否定しています。
幸せに生きるためには誰かの期待に応えてはいけないということです。
期待に応えるのではなく、ただひたすらに他者貢献をすることで幸せを感じていこうというのが、アドラー心理学の基本的な考え方です。
本とか読まれたりしますか?オススメな本があれば是非教えて頂きたいです。 — ハッカーと画家、Zero to One、超人脈力、ビットバレーの鼓動、ネクスト・ソサエティ、嫌われる勇気、などがオススメです。
共感SNS
本の帯の依頼は割とくるんですが、本当によいと思った本しか書かないです。
このゆうこすさんの本は、かなり僕が考えている今の時代の戦い方を的確に説明しててすごいかったです。
未だに「フォロアー数」とか「情報発信」とかに目が向いちゃっている企業の人にオススメ
ミレニアル世代の女性の中で、一番と言っていいほどセルフブランディングに成功しているのが、ゆうこすさんではないでしょうか。彼女はこの本の前にもSNSブランディングについての本を出版されていますが、そちらの本も何度も読み返すほどの良著でした。
エンジェル投資家
エンジェル投資家になりたい人が読むというより、投資してもらいたい起業家がよむほうが参考になるかもしれない良書でした。おもしろかった!
シリコンバレーのエンジェル投資家が何を考えて判断して投資するのかを深く知ることが出来る本です。投資家の人はもちろん投資を受ける起業家も参考になります。
センスのいらない経営
銃・病原菌・鉄
私はジャレドの全書籍が大好き。特に『銃・病原菌・鉄』はこれまで読んで来た本で一番良かったものの一つ。
この本を読んで分かったのは、世の中に絶対的に正しいことはないってこと。また、いわゆる〝成功〟をするのに個人の才能は関係ないんだなと感じました
人と企業はどこで間違えるのか?
確固たるビジネスを展開し、価値を創造するための法則は不変だと思い起こさせてくれる。
どんなビジネスにも、成功させるためには本質的な人間の要素がある。完璧な商品・計画・売り込み方があっても、リーダーとしてふさわしい人がいることが絶対に必要。
Microsoftやビル&メリンダ・ゲイツ財団の立ち上げ時をはじめとして、私のキャリアのどんな段階においても、この教訓を忘れることはなかった。
成功はゴミ箱の中に
ファーストリテイリングの柳井正社長とソフトバンクグループの孫正義社長は、彼の自伝『成功はゴミ箱の中に』(プレジデント社)を「バイブル」と評している。
この本を昨日オススメしたら、たくさんの人から買ったと連絡がきた。なんとそれだけじゃなくて、ライターの野地さんから重版が9000部もかかったと連絡がきた。
具体と抽象
ザ・会社改造
全体として経営指南書になっているという極めて勉強になる一冊です。経営者は必読だと思いますが、すべてのひとにおすすめできます。
コルクをどうやったらチーム化できるのかということをずっと考えている。この本からはかなり刺激をもらった。僕が会社を観察するうえで、フレームワークがまだ足りなくて深く思考できていないとも感じた。
コンテナ物語
久しぶりにお勧め出来る本が増えました。
コンテナの”発明”が凄まじすぎたせいで、発明したマルコム・マクリーンすら倒産しちゃったりと、世界中の景色を変えて、誰も想像してないところに来ちゃったというのが現在なわけです。
コンテナってのはあの鉄の箱なわけですが、これを作ったせいで、先進国がずっと不況になるなんて誰が想像できたの?ってな話です。
海運業者、鉄道、トラック、国家、都市および港間で興味深い事件がたくさん起こっており、最終的に60年代後半〜70年代にかけて劇的に切り替って、それぞれの勢力図が塗り替わっていく様が丁寧に描かれています。