1975年、ハーバード大学を中退しポール・アレンとマイクロソフト社を設立。1986年に会長兼CEOに就任。2008年に経営の第一線から引退し、現在は慈善事業家として活動。
ビジネス
データを正しく見るための数学的思考
実際どれだけ数学が日常生活の気づかれないところに潜んでいるかがわかる。数学書だとは思えないような、面白く読みやすい形で書かれている。数学への究極のラブレターとも言えよう。
RANGE(レンジ)
世の中はますます専門化、スペシャリストを求めているように見えるが、たとえばキャリアにおいて真に必要なのは、幅広く始めて様々なことを経験し、多様な視点を養いながら成長することだと、この魅力的な本の中で著者は主張する。
ホワット・イズ・ディス?
素晴らしいコンセプト。なぜなら、簡単な言葉で説明できないものは、実際は理解できていないことだから。食器洗い機から電子力発電所まで、難しいことを分かりやすい説明とイラストで解説している。著者Munroeのジョークも面白い。好奇心旺盛な全ての人への素晴らしい入門書だ。
人と企業はどこで間違えるのか?
確固たるビジネスを展開し、価値を創造するための法則は不変だと思い起こさせてくれる。どんなビジネスにも、成功させるためには本質的な人間の要素がある。完璧な商品・計画・売り込み方があっても、リーダーとしてふさわしい人がいることが絶対に必要。Microsoftやビル&メリンダ・ゲイツ財団の立ち上げ時をはじめとして、私のキャリアのどんな段階においても、この教訓を忘れることはなかった。
マインドセット
私の財団の教育的な業務遂行に大きく貢献してくれた一冊。我々の能力に関する思い込みが、学ぶ姿勢や人生での選択に多大な影響を与えていることを、著者Dweckは調査を通じて明らかにしている。 本書の価値は教育の現場に留まらず、才能を開花させたいビジネス・パーソンや、困難に立ち向かい成功をおさめることのできる子供を育てたい親にとっても、重要な示唆を与えてくれる。
FACTFULNESS
私は今まで世界をDevelopedとDevelopingの2つに分けて表現していた。だが、本書で世界を4分類する方法を知って、この言葉を使わなくなった。
歴史
銃・病原菌・鉄
危機と人類
『危機と人類』は、いくつかの国々が、最大級の危機をクリエイティブに解決してきたことを思い出させてくれる。ジャレドは今我々が色面する深刻な課題を克服できるかまでは予言していないが、そこには乗り越える道があり、それを選択できることは示してくれているのです
サピエンス全史
組織的な社会を形成してきた原理原則が、生活に大きな影響を与えながら21世紀に変化することが記されている。今まで社会を形作ってきたものは、よく生きるための宗教観や、病気・飢え・戦争を無くそうとする社会全体の目標だった。 もしこれらの目標を実現できていたら、どんな世界になっていたのだろうか? 著者Harariの意見全てに同意するわけではないが、この本は我々人類の今後を見据える上で重要な観点を示してくれる。
ホモ・デウス
『サピエンス全史』と同じくらい挑戦的で読みやすい。本作は過去よりも未来に目を向けている。著者は人類が直面し得る恐ろしい未来を描いている。しかし、未来は定められたものではないという点で、私は彼よりも楽観的だ。
物語
リンカーンとさまよえる霊魂たち
リンカーンに関することは何でも興味があるが、本書は彼についての新たな視点を与えてくれる。演劇のような文体で書かれていて気軽に読めるし、幽霊の逸話が驚くほど面白い。リンカーンファンには休暇中に読む本として薦めたい。
シンパサイザー
普段、歴史フィクションは読まないが、友人の薦めで手にした。本書を読んでから、ベトナム戦争についてベトナム人の視点から描かれた作品を熱心に読むようになった。
モスクワの伯爵
KGBの男
お気に入りのスパイ小説に引けをとらないほどエキサイティング。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を育てた職業文化を理解するのにも役立つ。
自己啓発
ヒルビリー・エレジー
私はセルフメイドマンではない。優れた教育、励まし、私の奇癖への忍耐など、あらゆる恵みを両親が与えてくれた。著者が描く恵まれない世界を、私は間接的にしか知らない。
トレバー・ノア
本書では、彼の母親が真のヒーローとして登場する。彼女は強い独立心を持つ並外れた人物であり、彼女の息子も同様だ。
いま、希望を語ろう
再度手に取ること間違いなし。本書は短いが、生と死、患者と医者、息子と父親、仕事と家族、信念と道理など、たくさんの意義深く興味深い内容が含まれている。もう一度読むと新たな洞察が得られるだろう。
健康
睡眠こそ最強の解決策である
マイクロソフト黎明期に「たくさん寝るのは怠け者だ」と考え、カフェインを大量摂取しては徹夜を続けていたが、カリフォルニア大学バークレー校人間睡眠科学センターで所長を務めるウォーカーによるこの著書を通じ、自分が睡眠不足によって大きな損害を受けたかもしれないと考えるようになり、就寝時の習慣を変えるにまで至った。