バブル期に証券会社に就職した後、アメリカの大学院に留学し、外資系企業勤務を経て2011年から文筆活動に専念。「Chikirinの日記」運営者。
ビジネス
誰がアパレルを殺すのか
この本を読む最大の意義は「アパレル業界に起こったことって、いろんな産業でまさにコレから起こることだよね」と理解できる点にあります。
金融、教育、自動車、旅行などでは、既に同じことが起こり始めてる。
俺のイタリアン、俺のフレンチ
他業態にも応用できるビジネスモデル上のヒントや、飲食店チェーンの在り方、世界展開などに関する考察に加え、「働くって何なんだっけ?」という本質的な問いについてのエッセンスが凝縮されています。
一生使える見やすい資料のデザイン入門
志高く
「退路をたたないと困難に打ち勝てない」
凄すぎ。
「リスクヘッジをしていけ」という“師”である高校の先生に、「リスクヘッジをすると、勝てないのですよ」と言った16歳。もっといえば「リスクヘッジをするから勝てない」のだよね、多くの人は・・
成功はすべてコンセプトから始まる
「自分の強み」なんかより、「自分が大好きなことで、世の中から求められてるものって何かないのか?」って考えましょ。
面接する方だって「こいつは役に立つか?」=「世の中で求められてるものを、何かひとつでも提供できるやつか?」を見てるだけなんだから。
この辺の本↓にも、言い回しはこのエントリより圧倒的にビジネス的だけど、突き詰めると全く同じことが書いてあります。
稼ぐ力
企業がなぜ苦しんでいるのか、これからどーなるのか、という企業経営に関する視点と、「では、個人はどーすればいいのか?」という、個人向けの視点を合わせた一冊。
世界で勝負する仕事術
この本には、工学系の学部をでて、一流と言われる大企業に就職するエンジニアの人たちが直面するであろう、多くの事柄の“リアル”が記されています。
若手エンジニアがキャリアを積む中で直面する様々な判断ポイントが具体的に描かれ、それぞれのポイントで竹内氏がどう決断したかが描かれているのです。
こういった企業への就職を目指している方、内定者、入社数年目までの方にとって、キャリアの道標となりえる一冊だと思います。
楽しく学べる「知財」入門
世の中がヒステリックに「あいつはパクリ犯だ、私刑しろ!」と騒ぎ始めた時にも冷静な判断ができるよう、こういう入門書の一冊くらいは読んでおくべきかなと思った次第。
お勧めです!
リバース・イノベーション
「新興国も、そのうち先進国レベルの経済力となり、社会インフラが整ってくる。そしたら、うちの車が売れるようになる」
ちゃうんです。
この本(リバース・イノベーション)の中では、「その考えでは完全に置いて行かれますよ」と書いてある。
企業が「帝国化」する
特に学生さんなんて、就活に当たってつまらないノウハウ本を読むより、こういう「世界はどう回っているのか」が書いてある本を読んだほうが絶対いい。親とか先生とか、世界がどうなりつつあるのか全然知らない人だけからアドバイスを貰ってたら、判断が30年遅れになっちゃうよ。
任天堂“驚き”を生む方程式
フリーエージェント社会の到来
これからの働き方がここにあります!
社会
日本の論点
景気対策からTPP農業問題、医療費増大問題、日本の製造業への在り方、観光業についてから、社会福祉制度、道州制に関してまで、よく言われるところの「日本の問題。ここを変えないとあかんよね」という論点がコンパクトにまとまってます。
クオリティ国家という戦略
私たちが今の政治家に失望するのは、日本がどういう国になっていこうとしてるのか、目指すべき姿を示してくれないこと。もしくは、示されたその姿が、「なにその神道国家??」みたいな強面な姿であること、ですよね。
そうじゃなくて、もっと合理的で、希望の持てる国家像はないの?
という問いに、キレイに答えてくれます。
世界はひとつの教室
そうなんです。
わが子を救うもっともよい方法は、世界中のすべての子供を救うことなんです。
なのに世界は反対に向かおうとしてる。強烈な憎しみを子どもたちの心に植え付け、将来への希望を奪い取るという方向に。
そんな方向に進んだら、自分の子供の将来も危うくなる。
なんでそれがわからないかな。
2100年、人口3分の1の日本
人口問題は一度は押さえておいたほうがいいよね。
不平等社会日本
日本のエリートはなんでこんなに“しょぼい”のか、よくわかります。
若者殺しの時代
この本は「事実に基づく分析」のお手本のような本です。適当な言説を鵜呑みにせず、きちんと研究する人は本当にエライ。「研究者」ってこういう人なのね、って感心しました。
日本の殺人
日本の殺人に関する洞察や分析に関するベース(基本)はすべてこの本にあります。まさに専門家の一冊。
累犯障害者
日本の現実を知るシリーズのご紹介。こちら、超シリアスな自分の国の現実に、言葉が出なくなります。心の弱い方は読まない方がいいかも。
経済
デフレの正体
経済危機のルーツ
ちきりんが尊敬する経済学者のひとり、野口先生の名著です。これ読まずに日本の将来とか語るのはやめたほうがいいっす。
ライアーズ・ポーカー
お金
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
マンガ 自営業の老後
自営業の人の老後資金の貯め方について。
「国民年金を払わず民間の医療保険に入ってるとか、愚の骨頂ですよ」としっかり指摘してあり、内容的にもとってもまともです。
生き方
人生を「半分」降りる
こちらは、ちきりんの人生観を形成してくれた本。生き方の基本!
ニートの歩き方
働かないことに罪悪感を持つ時代は終わり。必要最小限だけ働いて、あとは気ままに生きていこう。そんな気になれる本だと思います。
老後の住まい
50代のフリーランスフィナンシャルプランナーの方が、親の介護を経験しつつ、自分の終の棲家について考えてる本なのですが、
子供が独立したら、階段のない中古住宅を安く買って、バリアフリーにリノベして住むのがいいという結論には完全に合意。
下流社会 第2章
必ずしも結論に賛同するわけではありませんが、この年齢に注目した着眼点はすばらしいと思いました。三浦展氏はフリーター、ニートにとっての37才について書いています。しかし、より広く誰にとっても37才は「いよいよ」の年齢だと思います。
ノンフィクション
二十歳の原点
小学生のちきりんが「ちきりんの日記」を書き始めるきっかけとなった本です。この本なしに「Chikirinの日記」は存在しなかった。青春の思い出ですねー。
下山事件 最後の証言
ノンフィクションで、めっちゃオモシロかったのが、戦後すぐに起こった陰謀事件の闇を暴いたこちら。これは今でも「犯人」が見つかっていません。アメリカの陰謀?共産主義者の仕業?それとも・・・?事実は小説よりも奇なり。手に汗握ります。というか、戦後日本の“選択”がよくわかります。
宿命
ノンフィクションの名作。40年前に20代でハイジャックによって北朝鮮に渡り、未だに帰国できない“よど号”メンバーと拉致問題の関わりについて、すごい量の取材を元に大胆で納得の推論が組み立てられています。
大地(一)
世界の名著。この本の中には、人生で起こりえることのすべてが書いてあります。「人生の事典」みたいな本で、これを読んでおけば、一生何がおこっても「ああ、これね」って感じだと思う。こんな本を書ける才能が世の中に存在することに驚嘆!
二つの祖国(一)
国って何なのか、国籍って何なのか、いろいろ考えました。ちきりんが「いくらダメダメな国でも、ちきりんが日本を出ることはないよ」と思えるのは、この本を読んだからかも。
科学
「相対性理論」を楽しむ本
相対性理論がちきりんでさえ「わかった!」気になれるすごい本。理系コンプレックスのある文系人間の方にお勧め。わかりやすいだけじゃなく、とてもオモシロく読め、ちきりんは結局シリーズ本の「量子論」や「宇宙論」の本まで次々読んでしまいました。
生活の知恵
飯田久恵の [出し入れ]楽チン! クイック収納術
とっても保守的というか、常識的な整理整頓のノウハウ本で、詳しい人には当たり前のことばかりですが、思いつかない人には思いつかないいろんな工夫が書かれてます。
プリントされた写真や紙の新聞の整理なども含まれてて、ちょっと高齢者向けかも?
片づけられない女のための こんどこそ! 片づける技術
こちらは汚部屋を脱出したイラストレーターさんの体験が書かれたマンガ版の片付け本。
マンガにしては中身が濃いし、とても読みやすく、「とにかく片付けが苦手」な人にお勧め。
災害に強い住宅選び
生産性
イシューからはじめよ
代官山蔦屋書店さんで「ちきりん選書 生産性の関連書フェア」が開催されてます。『クラウドソーシングの衝撃』とか『AIの衝撃』とか衝撃シリーズ(じゃなくて)数年前にでた名著も並べていただいているのでお近くの方、ぜひ覗いてみてくださいませー